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[コラム]

中小企業に適したクラウドサーバーとは?

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クラガレラボチーム

もし「クラウドを使う」のは大企業だけとあなたが思い込んでいるのであれば、それは大きな間違いです。クラウドの恩恵を受けられるのは、大企業だけではなく、中小企業も同様です。かつ、中小企業だからこそ、クラウドを活用すべきとも言うことができます。

一方、クラウドベンダーも外資、国産問わず、多くの企業がクラウドサービスを展開し、クラウドサーバーの種類や料金体系も様々です。そのため、中小企業のIT担当の方がどれを選んでいいのかわからず、結局今のサーバーの使い方を変えることができないということもあるでしょう。

そこで今回は、「中小企業」にスポットを当てて、中小企業に適したクラウドサーバーを選ぶための基準や考え方をご紹介します。実際に中小企業のお客様と、クラウドサービスを利用した経験を踏まえて記事を書いておりますので、これからお伝えすることが現場に近い考えとなります。ぜひ参考にしてみてください。

中小企業と大企業のクラウドサーバーの使い方の違い

同じクラウドサーバーでも、中小企業と大企業ではクラウドサーバーを使う前提が大きく異なります。この違いを把握せず、中小企業が大企業の真似をしてしまうと、あまり効果的にクラウドサーバーを使うことができません。まずは、中小企業と大企業の間で、クラウドサーバーを使う上でどのような違いがあるのか把握しておきましょう。

– 社員数が違うため、クラウドサーバーの台数やクラウドサーバーのスペックが違う

大企業は所属している社員数が多く、様々な部署で会社は組織されています。そのため、全社員がアクセスするようなシステムでは、クラウドサーバーへ負荷も大きくなり、部署が多いため利用用途が幅広く、多くのシステムが構築・運用されます。数が多い大企業では、数百ものシステムを稼働させている会社もあります。

一方、中小企業は社員数が少なく、稼働しているシステムも数百に達することはほとんどありません。そのため、クラウドサーバーには必要以上のスペックを持たせる必要はありません。

– IT部門で稼働できる人的リソースが違う

大企業はIT部門に対して多くのお金をかけることが可能です。自分の会社の社員はもちろんのこと、パートナーとなるベンダー会社と契約し、様々な案件を前に進めることができます。それに対して中小企業は、本業にリソースを集中しなければならず、IT部門には必要最低限の担当者しか配置することができません。そのため、なるべく業務を省力化し、IT部門にかかる工数を削減していく必要があります。

中小企業に適しているクラウドサーバー

中小企業と大企業の違いを踏まえた上で、中小企業に適しているクラウドサーバーの選び方を紹介していきます。中小企業だからこそチェックしておきたいポイントをまとめました。

【1. スペックが低いクラウドサーバーを選ぶ】
人は不安を嫌うもので、何かあった時のために、念のためにといって、クラウドサーバーのスペックを高くしてしまいがちです。そうすると、実際の負荷はそれほど無いにも関わらず、利用料金だけ多く課金される結果となります。

このような状況を防ぐために、まずはスペックが低いクラウドサーバーから始めましょう。検証環境でテストを行い、クラウドサーバーのスペックが足りないと判断できれば、その時に増強すれば大丈夫です。このやり方ができるのも、クラウドサーバーならではのメリットですね。

【2. 運用業務を自動化できるクラウドサーバーを使う】
人的リソースが少ない中小企業では、なるべく省力化して運用にかける工数を少なくしたいところです。そこで、クラウドサーバーの監視機能やバックアップ機能など、クラウドサーバーの機能として利用できるものを選んでいきましょう。

クラウドサービスによっては、自分で監視システムを構築したり、バックアップの仕組みを構築したりしなければならないものがあります。そうなると、お金と運用に工数を使うことになるため、既に機能として利用できるものを選びましょう。

【3. クラウドサーバーと一緒に機能としてロードバランサーが使えるクラウドサーバーを選ぶ】
中小企業のシステムによくあるものが、サーバー1台のシングル構成で作られたシステムです。お金をなるべく抑えたいという気持ちはわかりますが、サーバーが壊れてしまえば、システムは一定期間使えなくなる状態に陥ります。

システム停止を防ぐためには、サーバーを2台以上準備して、冗長構成を取る方法があります。その際に必要となるものがロードバランサーです。ロードバランサーがあれば、アクセスをサーバーに割り振ってくれるので、1台が故障してもシステムを継続させることができます。

ただ、ロードバランサーを自分で準備するとなると、技術者やライセンスなど多くのお金と時間が必要となります。そこで効果的なものが、クラウドサーバーと一緒に利用できるクラウドのロードバランサーです。機能として提供されているため、画面上の簡単な設定で利用することができます。

【4. カスタマーサポートが充実しているクラウドサーバーを選ぶ】
クラウドサーバーは、自社の持ち物ではなく、サービスを提供する会社が保有しているサーバーを使うことになります。さらに、クラウドとして共有利用していることもあり、その中身がどういった仕組みになっているのかわかりません。

何か問題が発生した時に頼りになるのが、カスタマーサポートです。カスタマーサポートも企業によって、サービス提供レベルは異なります。窓口が空いている時間から、質問できる難易度、回数など様々です。サポート費用とサービス提供レベルのバランスを取りながら、自社に適した体制を取れるようにしましょう。

【5. サービスの料金体系がわかりやすいクラウドサーバーを選ぶ】
クラウドサーバーによって料金体系も様々です。1時間あたりいくらという従量課金制のものもあれば、1ヶ月いくらという定額制のものもあります。一番大切なことは、料金体系を把握してクラウドサーバーを利用できるかというところです。

サービスによっては、ネットワークのデータ量に応じて課金されるものもありますが、仕組みがわかっていないと、いつの間にか多額の料金が請求される事態にもなりかねません。

クラウドサーバーを利用するのであれば、使うサービスの料金体系を必ず理解しておきましょう。

まとめ

中小企業は大企業と比較して、ITシステム構築・運用にかけることができる人的リソースが圧倒的に異なります。そのため、クラウドサーバーを活用していかに自動化・省力化をして、工数を減らしていけるのかを考えなくてはなりません。

クラウドサーバーは何も考えずに利用してしまうと、思わぬ金額の課金が発生してしまいますが、目的を明確にしてスモールスタートを意識すれば、課金額を抑えつつ、ITシステムにかける人的リソースを少なくすることが可能となります。

今回ご紹介した中小企業に適したクラウドサーバーを選ぶ基準を参考にしながら、クラウドサービスを活用できる仕組みを作っていきましょう。

この記事を書いた人

クラガレラボチーム

クラウドガレージのラボチームです。 クラウドに関する様々な情報をわかりやすく発信していきます。 記事にしてほしい情報も募集してますので、どしどしご連絡ください。

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